
歯ぎしりとくいしばり。
どちらも歯に大きなダメージを与える危険因子ですが、ギリギリギリ・・と音がする歯ぎしりは気づきやすいのに比べて、音のしないくいしばりは自覚しにくいものです。
歯はかみ合っているもの、というイメージが強いですが、実は日中に歯がかみ合っている時間は数十分とほんのわずか。
その上、かみ合っている時は歯と歯の間に食べ物が介在している場合がほとんど、つまり食事中で、その時に歯に加わるチカラは体重くらいです。
がしかし、寝ている間の無意識の時間に起こっているくいしばりでは、華奢な女性でも100kgのチカラが、長い時では2時間も続く場合があるのです。
そして、もちろんこの時は歯と歯が直接触れています。
歯へのダメージ、想像出来ますよね。
健康な歯を割ってしまうこともありますし、ひびが入りそこから細菌感染が起こり虫歯になる場合もあります。
虫歯になりやすい方の原因が歯ぎしりやくいしばりであることもあるのです。
きちんとブラッシングしていても解決できないケースですね。
このような方々には寝ている時に歯を守るナイトガードが必要です。
例えば、歯がすり減ってきた、歯と歯ぐきの境目が削れてきた、歯がずれてきた、朝起きると顎や歯がだるい、ほっぺたの内側に筋がつく、などが目安となります。
では原因は?と言うと、ストレスからと言われる事が多いですが、それだけではなく、元々の顎のかたちや歯並びなど複雑ですので、心当たりのある方は歯科医院の受診をおすすめします。
さて、顎のかたちや歯並びなどは自分でコントロール出来ませんが、気持ちのコントロールならどうでしょうか。
やっぱり私はアロマのチカラを利用することが多いんです。
ラベンダーやゼラニウムなど好きな香りはリラックスやバランスを整えてくれるものが多く、ポトンと数滴専用のトレーに落として寝室においています。
ふんわり香る香りに癒されて、気持ちが落ち着いてくるのですから不思議ですね。
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by okamotoshika
| 2012-09-13 10:01
| 歯科 アロマ