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おかもと歯科医院のブログです


by okamotoshika
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ダエキ力

昨日の朝日新聞朝刊に、『唾液でガン発見』という記事が載っていました。

唾液に含まれる成分から癌を発見する技術が開発され、実用化されれば症状が出にくい癌の早期発見につながる可能性があるとのこと。


唾液は血液からつくられる分泌物で、1日の分泌量は約1.5ℓ。

唾液腺でつくられ、導管を通って口の中に分泌されるものと、その途中で血液中に取り込まれて全身を巡るホルモンとがあります。

このホルモンには、細胞の増殖や神経の発育促進に関わり、若々しい細胞を保つ成長因子も含まれていて、アンチエイジングにつながる要素の1つです。

また、口の中に分泌されるものには、皆さんご存知、消化酵素のアミラーゼや、抗菌作用のあるリゾチームやラクトフェリンなど、口腔内の環境を整え健康を保つのに欠かせない成分が含まれています。

なんとまあ、唾液の持つチカラのすごいこと!

たかが唾液、されど唾液!なのです。

つまり唾液の分泌の減少は身体や口腔内に様々な影響を与えますが、唾液の減少でお悩みの方は少なくありません。

唾液の減少には、加齢や、服用している薬の影響やシェーグレン症候群という外分泌腺の異常(涙も出なくなります)が背景にある場合もありますが、自律神経の乱れや、身体の陰陽のバランスの崩れや巡りの異常などによっても口の渇きという症状が表れます。

このようなケースは若い人にも意外と多くみられ、東洋医学でのアプローチが効果があります。


口腔にとっても、身体全体にも必要不可欠な、唾液。

しょっちゅう水分を摂りたくなったり、飴が手放せない、唇が乾燥する、口臭が気になる、など、当てはまることはないですか?

軽度の場合は自覚しづらいかもしれませんが、少しでも気になられる方は一度ご相談下さいね。
by okamotoshika | 2010-06-30 22:31 | 歯科