優しい食卓を目指しています
2011年 03月 03日
昔は、病は邪気が運んでくると考えられていたため、このいぬばこの中にお守りを入れて魔よけとして女の子の枕元に置いていたのだそうです。
現代では3/3ごろにお雛様と一緒に、または床の間などに飾られるようです。
こんなぶさ可愛い(笑)お飾りをテーブルにもとり入れて、一足早めの春を演出してくださった薬膳のレッスンでの一コマです。
ジャンルは中華ですが、食材の持つ特性を東洋医学的に考えながらも、出来るだけ手に入れやすくて国産のものを使いたいという先生の姿勢が素敵です。
香港や台湾で垣間見た食文化は見事にその地に根付いたものでした。
同じように日本に住む私たちにも、私たちにマッチした優しい食文化があるのは当たり前だなあと今更ながら思います。
身近なものを旬の時期にいただくことは、自分にも自分を取り巻く環境にも優しい生活につながっていく。
自分のことだけを考えるのではなく、自分自身も地球の、宇宙の、自然界の1つで周りの環境と共存している、という東洋医学の考え方を照らしてみても納得です。
また食材の性質についても、「ワインはポリフェノールってことはみんな知ってることだけど、それと同じように、ワインは血を補って巡らせてくれるってこともみんなが普通に知って話して活用できるようになればいいのね。」と先日いただいたメールの中で中医学の先生が書かれていたとおりだと思います。
日本でも今と昔では変わっているところがあるので一辺倒に何でもよしということではないのですが、近郊のお野菜コーナーで買った野菜がおいしかったり、日本のワインがおいしかったりすると、嬉しさが増すのは私だけでしょうか?
皆さんの健康をサポートする私たち。
食が担う健康への役割はとっても大きいものです。
何を、どんな風に食べたらいいのか。
そんな食へのヒントを与えてくれる東洋医学から学ぶ食事は、私の中では薬膳というより、身体にも心にもそして環境にも優しい優膳なのです。
by okamotoshika
| 2011-03-03 16:20
| 食