クレンチング
2011年 09月 28日

ニラのお花です。。
少しご無沙汰してしまっていたあいだに、秋晴れが気持ち良い季節になりました。
さて、今日はクレンチングのお話です。
クレンチングとは、無意識に食いしばっていることを言います。
ストレスによって噛みしめる筋肉の緊張が過剰になることで起こる場合が多いのですが、歯ぎしりと違って音もなく、自覚しづらいものです。
朝、起きたときに歯がジーンと痛い、
顎の関節周りや、えらの部分から側頭部にかけての筋肉が痛い、
最近歯の凸凹がすり減っている気がする、
舌やほっぺたの内側に歯形やスジがつく、
詰め物や被せたものがよく取れる、
など、思い当たることはありませんか?
意外かもしれませんが、上下の歯が噛み合っている時間というのは一日のうち数十分もないくらいに短いものです。
それなのに、クレンチングでは自分の体重の何倍もの咬合力がぐぅーっとかかり続けるのですから、大変です。
白い被せが割れてしまったり、場合によっては、歯が欠けたり、折れてしまったりすることもあるんですよ。
クレンチングの程度は個々様々ですが、噛みしめない意識付けや、マウスピースの着用、筋肉の緊張をほぐすための漢方薬の処方など、症状と状態に合わせての治療を行います。
ずいぶん緩和することが多いのですよ。
そういう私も実はクレンチング持ちなのです…。
ストレス、嫌ですね。。
でもこれもひとつの心の疲労のバロメーターだと思って、でも歯へのダメージへの予防は忘れずに過ごしています。
by okamotoshika
| 2011-09-28 11:25
| 歯科